コストリーダーシップ戦略とは

コストリーダーシップ戦略の意味

コストリーダーシップ戦略とは、広いセグメントをターゲットにし、スケールメリットを得ることで他社よりも低いコスト(低価格)で競争優位性をとる戦略です。ハーバード大学経営学教授のマイケル・ポーターが提唱した3つの基本戦略の1つです。

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コストリーダーシップ戦略の説明


図:ポーターの3つの基本戦略(ポーターは競合に打ち勝ち、競争優位を構築するには3つの基本的な戦略パターンがあるとしています)

コストリーダーシップを取る方法

一般的にスケールメリットを活かした規模の経済性経験効果を追求することで低コストを実現し、他社よりも低価格で製品やサービスを提供できるようになります。以下の①~④のサイクルを回し続けることでコストリーダーシップを維持します。

①大規模な投資や低価格割引などで市場浸透を図る
②シェアを伸ばす
③規模の経済性や経験効果により低コストを実現する
④得られた利益を更なる低コスト化のための投資や低価格割引などに充てる

コストリーダーシップの実例

Amazonは創業して間もなく大規模な投資を行い、あらゆる場所に物流センターを持って物流面で圧倒的なコスト競争力を実現しました。それにより送料を無料にし、EC市場(ネット通販)でシェアを伸ばしました。当時Amazonはこの物流センターの大規模な投資などにより、創業から7年間赤字でしたが、シェアを伸ばすことで規模の経済性や経験効果を得て低コストを実現し、利益が出るようになったのです。その利益を更に低コスト化や顧客の利便性向上に充て続け、他社を排除し、今となっては他社に追随の余地を与えないほどAmazon はEC事業で圧倒的なシェアを有しています。
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