リーダーシップの時代変化

リーダーシップの考え方は時代と共に変化しており、

① 特性理論:リーダーシップは生まれつきの才能という考え方
② 行動理論:教育や訓練でリーダーシップは身に付くという考え方
③ 条件適応理論:リーダーシップの有効性は状況により異なるという考え方
と形を変えています。
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①特性理論とは
古代から第二次世界大戦にかけて、リーダーシップは生まれつきの才能だ偉大なリーダーには共通する特性があるだろうと考えられていました。そして、1905年にフランスの心理学者アルフレッド・ビネーが人間の能力差を測定する方法、いわゆる知能検査に関する手法を創案して以降、身長や体重など外見的なことから知能や社会性など多くの特性が調査されました。しかし、知能や責任遂行の信頼性、社会的地位など一部はリーダーと認識される人の方がそうでない人よりもある程度優れていると明らかになった一方、特性だけではリーダーシップを説明できないことも多く、必ずしもリーダーシップは生まれつきの才能で決まるわけではないことも明らかになりました。

②行動理論とは
リーダーシップが生まれつきでないとするならば、人々の行動でリーダーシップが培われると考えた研究者はリーダーとそうでない人の行動の差を調査しました。歴史的には第二次世界大戦中で、多くのリーダーを発掘、教育する必要があったので、研究は積極的に行われました。ここでは詳しく触れませんが、PM理論など、行動とリーダーシップはある程度関連性があることが明らかになりました。しかし、行動だけに着目する方法では必ずしもリーダーシップを説明できず、この行動を行えば確実にリーダーとして高いパフォーマンスを発揮できるといったことは明らかになりませんでした。

③条件適応理論とは

状況によって理想的なリーダーシップは異なる行動理論と同様でリーダーは育成可能であり、適切に状況に対応すればリーダーシップを発揮できるという考え方が普及しました(パス・ゴール理論など)。これが現在のリーダーシップ論の主流となっています。状況によって理想的なリーダーシップが異なるならば、教科書でリーダーシップ論を学んでも、自分が教科書と完全に合致した状況になることはないので、リーダーシップ論を学ぶことに意味は無い。と言う人がいますが、ある程度リーダーシップのパターンを座学的に知ってから自分の状況に当てはめて応用する方がよっぽど効率が良いので、リーダーシップ論、つまり、様々な形のリーダーシップを一度学ぶことは大切です。


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