ビジョナリーリーダーシップとは

ビジョナリーリーダーシップの意味

ビジョナリーリーダーシップとは1985年にベニス(Bennis)らによって提唱されたリーダーシップ理論の一つで、リーダーに最も求められる能力はビジョンの創造と実現であるとした理論です。1980年代アメリカにおいて、リーダーシップに関する研究はマネジメント能力についての研究が主流であり、リーダーシップとマネジメントの違いは曖昧でした。しかし、ベニスはリーダーとマネージャーを以下のように明確に区別しました。

”Leaders are people who do the right thing, managers are people who do things right”
(訳:リーダーは正しいことを行う、マネージャーは正しく行う)

つまり、リーダーの役割は何をすることが正しいのかを決め、マネージャーは決められたことを正しく行うように管理することであるとしたのです。これを企業活動に落とし込むと、リーダーの役割は企業の将来像であるビジョンを決定することで、マネージャーの役割は決められたビジョンに従いルールを作ってメンバーを管理することと言えます。ベニスは変化する経営環境に対して、臨機応変に企業のビジョンを描き、メンバーに浸透させることがリーダーシップの本質であるとしました。

あとがき

ベニスは企業変革に成功した90人のリーダーにインタビュー調査を行い、変革の成功者の特徴として以下をあげました。

・魅力的なビジョンの提示と繰り返しビジョンを伝えることによってビジョンを浸透させること
・ビジョンに対して一貫した行動を示すことでメンバーと強固な信頼関係を築くこと
・自らが描くビジョンへの信頼感がとても高いこと

この結果からも、企業の変革にリーダーのビジョンがいかに重要であるかが分かります。経営に変革が必要とされている時には、ビジョナリーリーダーシップを発揮して明確なビジョンを提示するところから始めましょう。
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