ロジカルシンキングとは

ロジカルシンキングの意味

ロジカルシンキングとは直訳で「論理的思考」という意味です。論理的思考とは目の前に横たわる問題を解決するために、様々な観点から解決策を検討し、当事者全員が「なるほど」と思える対策や対処法を見つける手法です。

ロジカルシンキングの例

例えば、日本マクドナルドの売上を上げるには?”というテーマで議論する場合、突然
Aさんが「マクドナルドでお酒を販売してマクドナルド居酒屋を作ろう」と意見し、
Bさんが「ハンバーガー食べ放題のメニューを作ろう」と意見した場合、比較する術がなく当然議論になりません。代わりに、
 

そもそも売上って何だったっけ?
マクドナルド売上 = マクドナルド店舗数 × 一店舗あたりの平均売上だよ
日本の人口は減っているし、店舗数は増やさず、一店舗あたりの平均売上を伸ばそうか
一店舗あたりの平均売上 = 一店舗あたりの購入者数 × 購入頻度 × 平均客単価だね
じゃあ購入頻度を伸ばそうか。なぜなら・・・・

というようにテーマに対して抜け漏れなく段階的に考えるのがロジカルシンキングのイメージです。

ロジカルシンキングのベースとなる「型」

ロジカルシンキングにはベースとなる「型」が存在します。先ほどの例でも多くの「型」が使われています。

演繹法と帰納法

ある問いに対し、自らの「主張」を述べる際には「根拠」を表す必要があります。主張と根拠が結びつかなければ説得力のある主張になりません。主張と根拠を結びつけるためのベースとなる「型」が“演繹法”と“帰納法”の二つです。(詳細は演繹法と帰納法とはを参考)

演繹法とは、事実や一般的な法則(一般論)から結論を導き出す方法です。

(例)
 一般論:「人は人生で恋をする」
 事象:「Aさんは人だ」
 結論:「Aさんは人生で恋をするだろう」

帰納法とは、観察される複数の事案の共通項に着目し、結論を導き出す方法です。

(例)

 事象:「Aさんは恋をした」
 事象:「Bさんは恋をした」
 事象:「Cさんは恋をした」
 結論:「人は恋をする」

例えば、先ほどの例では

日本の人口は減っているし、店舗数は増やさず、一店舗あたりの平均売上を伸ばそうか

と彼は言っていました。「日本の人口は減っているし、店舗数は増やさず・・・」の部分を私たちが納得できるのは、次のように演繹法が隠れているからです。

一般論:「日本の人口は減っている
事象:「日本マクドナルドの客のほとんどは日本人だ」
結論:「日本マクドナルドの客は減るだろう」
だから「店舗数は増やさず一店舗あたりの平均売上を伸ばそうか

彼は演繹法の事象と結論の部分を飛ばして発言しておりますが、本来はこのような構造です。そして我々も無意識にそれを汲み取って解釈しています。一般論、事象、結論の順番で話すことが本当は丁寧ですが、実際の会話ではこのように省かれることもあります。しかし、主張を根拠持って話す際には、必ず演繹法か帰納法を使う必要があることを認識しておいて下さい。

ミッシー(MECE)

MECEとはMutually Exclusive Collectively Exhaustiveの略で、日本語ではミッシーと呼ばれ、“モレなくダブりなく”の意味です。ある集団がモレもダブリもないように分類、分解されていることを指します。(詳細はミッシー(MECE)とはを参考)

例えば、先ほどの例では

マクドナルド売上 = マクドナルド店舗数 × 一店舗あたりの平均売上だよ

と彼女は言っていました。これは売上をミッシーに分解できているので私たちも反論無く納得できるのです。もし、彼女が「マクドナルドの売上=昼の売上+夜の売上」と分解した場合、朝の売上を無視していいのかとツッコミたくなります。実際にこのまま議論が進むと朝の売上を取り込むチャンスを逃してしまします。これがモレがある状態です。一方、「マクドナルドの売上 = 学生の売上 + 社会人の売上 + 主婦の売上」と分解した場合、学生や社会人でありながら主婦をしている人もいるので、このまま議論を進めると無駄で効率の悪い分析をすることになります。これがダブりのある状態です。(そもそも等式も成り立っていません) 逆にミッシーな分析ができるようになれば、説得力のある結論を効率よく導くことができます。

ロジックツリー

ロジックツリーは一つのことをどんどん分解していくのに便利な手法です。具体的にはテーマに対して枝分かれさせながら要素を書き出し、分解していきます。(詳細はロジックツリーとはを参考)

例えば、先ほどの例では売上を以下のように分解してロジックツリーを作ります。


これにより複雑な構造がシンプルに表現でき、全体がイメージし易くなってミッシーな分析ができているか確認することができます。

これらのようにロジカルシンキングにもいくつかの「型」が存在します。今回の記事でロジカルシンキングの考え方が少しでもイメージできたなら幸いです。
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