シンギュラリティとは。AIが人類を超える

シンギュラリティの意味

シンギュラリティ(Singularity)とは技術的特異点の意味です。2045年にAIの能力が人類を越え、それ以降の発明は全てAIが行い、世界が激変するという説です。そのためAIが人類最後の発明になると言われています。少しオカルトチックな話ですが、ホットなワードで、話のネタにもなるので、ややSFっぽく記載します。

 

シンギュラリティの詳しい説明

シンギュラリティを有名にしたのは人工知能研究の権威、レイ・カーツワイルです。2005年にシンギュラリティについて踏み込んだ発表をしましたが、当時はそのぶっ飛んだ説を真に受ける人は少数でした。しかし近年、彼のこれまでの予言が的中するにつれ、信憑性が増してきました。
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レイ・カーツワイルの予言
◎高速インターネットがどこでも利用できる
◎コンピュータが小型化し、生活のあらゆる部分にコンピュータが溶け込む
◎VRメガネが登場する

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これは一例です。今ではこれらが当たり前でも、当時は想像の世界でした。これくらい想像つくだろと現代人の感覚では思うかもしれませんが、当時はこれらも斬新なアイデアでした。現代人も10年、20年後の世界を予想しろと言われたら難しいですよね。これら未来予想が難しいのは、テクノロジーはかなり早いスピードで指数関数的に進化するからです。指数関数を簡単に説明します。例えばもし、テクノロジーが単純に比例的に進化していたら以下のようなグラフになります。

テクノロジーが比例的に進化した場合のグラフ

この場合、テクノロジーは時間の流れと共に毎年同じペースで進化することになり予想し易く、爆発的な進化も起こりません。しかし、指数関数的に進化するというのは以下のようなグラフになります。

テクノロジーが指数関数的に進化した場合のグラフ

毎年、進化のスピードが速くなっているのが分かります。これが実際に起こっているテクノロジー進化のスピードなのです。実世界で考えてみると、例えば日本で西暦900年に住んでいた人を100年後の西暦1000年にタイムスリップさせたとします。時代的には西暦900年も1000年も平安時代で、100年の時を超えたとしても結局、寝殿造りのお屋敷で和歌を詠むことになり、タイムスリップしたことに気付きさえしないかもしれません。しかし、西暦1900年の人を現在にタイムスリップさせると明らかに違いに気付きます。西暦1900年は明治時代なので家にはもちろんテレビなど無く、水は井戸からくみ、食事は薪や炭を燃やして作っていました。それが今ではスマホやインターネット、町に立ち並ぶビル群、宇宙には人工衛星が浮いています。同じ100年のタイムスリップでも全く感じ方は異なり、明らかにテクノロジー進化のスピードは速くなっているのです。この流れをくみ取り、レイ・カーツワイルは2045年にAIの能力が人類を越える、シンギュラリティを予言しているのです。実際、囲碁やチェスなど限られた範囲ではAIが既に人類を超えてきています。

最後に、シンギュラリティ後の世界はどうなるのか。人類の能力はほぼ変わらないのに対し、AIは相変わらず指数関数的に進化を続けます。感染病が流行った際にはAIがいち早くワクチンを開発し、あらゆる社会問題もAIが最善策を提案。更に未来には、AIが全宇宙の物理法則を全て計算し、ワープの方法や、タイムスリップの方法などを提案してくるかもしれません。しかもそれらを証明した数式を見ても人類に理解できる人はおらず、人類は意味も分からないままあらゆるテクノロジーを使用し、サービスを受けることになるのです。もし本当にシンギュラリティが2045年に来るとしたら、私たちは未来・過去人類全ての一日で最も重要な日を目の当たりにすることになりますね。面白い時代に生まれたと思います。AIの進化に少し興味持った方は(AIとは。AIの歴史から5分で学ぶ)も一読下さい。
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