ロジックツリーとは

ロジックツリーは一つのことをどんどん分解していくのに便利な手法です。具体的にはまず大本となる課題やテーマを設定し、そこから枝分かれさせながら要素を書き出し、設定したテーマを分解していきます。例えば“利益”をロジックツリーで分解すると以下のようになります。

利益のロジックツリー


ロジックツリーのメリットは図解することにあり、複雑な構造がシンプルに表現でき、全体をイメージし易くなることです。また、どこの要素が抜けているのか、漏れているのかを確認することもできます。ビジネスの現場では課題特定の場でよく使用され、例えば、利益が目標に届かなかったのはなぜだ?”という課題について先ほどのロジックツリーを用いて考えると、「変動費、固定費は目標達成で費用面では問題ない」,「値下げも行わず客単価も問題ない」,「客数ではリピート客は計画通りだが、新規客は計画をクリアできていないかもしれない」といったように課題を深掘りして考えることができます。

利益のロジックツリーから課題を特定する例
これにより、「利益が目標に届かなかったのはなぜだ?」という課題から「新規客の獲得が目標に届かなかったのはなぜだ?」と課題を具体化できるため、課題に対する対策案も考えやすくなります。
.
ロジカルシンキングの記事一覧はコチラ


スポンサードリンク

当サイトのランダム記事2つ

コストリーダーシップ戦略の意味 コストリーダーシップ戦略とは、広いセグメントをターゲットにし、スケールメリットを得ることで他社よりも低いコスト(低価格)で競争優位性をとる戦略です。ハーバード大学経営学教授のマイケル・ポーターが提唱した3つの基本戦略の […]

ミッシー(MECE)の意味 MECEとはMutually Exclusive Collectively Exhaustiveの略で、日本語ではミッシーと呼ばれ、“モレなくダブりなく”の意味です。ある集団がモレもダブリもないように分類、分解されているこ […]



スポンサードリンク

ロジカルシンキングの最新記事8件