ロジックツリーは一つのことをどんどん分解していくのに便利な手法です。具体的にはまず大本となる課題やテーマを設定し、そこから枝分かれさせながら要素を書き出し、設定したテーマを分解していきます。例えば“利益”をロジックツリーで分解すると以下のようになります。
ロジックツリーのメリットは図解することにあり、複雑な構造がシンプルに表現でき、全体をイメージし易くなることです。また、どこの要素が抜けているのか、漏れているのかを確認することもできます。ビジネスの現場では課題特定の場でよく使用され、例えば、“利益が目標に届かなかったのはなぜだ?”という課題について先ほどのロジックツリーを用いて考えると、「変動費、固定費は目標達成で費用面では問題ない」,「値下げも行わず客単価も問題ない」,「客数ではリピート客は計画通りだが、新規客は計画をクリアできていないかもしれない」といったように課題を深掘りして考えることができます。
これにより、「利益が目標に届かなかったのはなぜだ?」という課題から「新規客の獲得が目標に届かなかったのはなぜだ?」と課題を具体化できるため、課題に対する対策案も考えやすくなります。
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