ミッシーに分ける方法は、大きく4点あります。
(1) フレームワークを用いる
ミッシーに分けて考える手段を、先人達はフレームワークとして残してくれています。“3C”や“4P”と言ったフレームワークは誰もが一度は耳にしたと思います。例えば3Cは市場・顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の頭文字を取ったもので、ビジネスを三つの異なった視点で分析し、課題や成功要因を特定する手法です。そして、これがまさにミッシーな分析になっています。この三つを押さえておけば、事業の大枠をモレなくダブリなくカバーすることがきます。マーケティングで聞くフレームワークとは物事をミッシーに考えるために先人が残した手法なのです。
(2) プロセスで分解する
ある状態をプロセスで分解して、どこにどのような特徴や課題があるかを検討します。例えば「彼女ができない」といった課題があったとして、彼女ができるまでのプロセスは以下のようになる。これもミッシーになっており、課題がどこにあるのか効率よく分析できます。例えば、もし女性との出会いが無いのであれば、デートマニュアルなど読んでも意味は無く、まずは出会いの場に行くことが重要だと分かります。
(3) 変数に分解する
ある要素をその要素を構成する変数に分解して、どのような特徴や課題があるかを検討します。例えば「売上が伸びない」といった課題があったとして、売上を変数に分解すると以下のようになる。
これもミッシーになっており、例えば、もしお客さんが多く、リピートもしてくれるのに売上が伸びないのであれば、平均客単価を上げることが重要だと分かります。
(4) 判断要件を洗い出す
ある状態を判断要件で洗い出して、どのような特徴や課題があるかを検討します。例えば「サッカー部に所属するもレギュラーに選ばれない」といった課題があったとして、能力を判断要件で洗い出すと以下のようになります。
これもミッシーになっており、課題がどこにあるのか効率よく分析できます。
これまでミッシーに分ける方法を4点記載しましたが、臨機応変に使い分けていきましょう。正解は無いので、使いやすいものを用いれば良いです。ただ、まずはフレームワークで当てはまるものが無いか考えてみましょう。なぜならフレームワークを使うと、一から考える時間を省け、他者もフレームワークを知っているので、説明する際に理解されやすいからです。
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