5Gの意味
5Gは2020年代に世界中に普及する第5世代の移動通信システムで、第1世代の携帯電話、第2世代のメール、第3世代のブラウザ機能、第4世代のスマホサービスの次に来る移動通信システムです。特徴としては大きく3点あり、①高速大容量通信、②超低遅延、③多数同時接続が可能になります。2020年代はこれらの特徴を踏まえたVRや自動運転などのサービスが世界を変えるとされています。
5Gの詳しい説明
5GのGはGeneration(直訳:世代)のことで、5Gが第5世代の移動通信システムであることを表しています。これまでの移動通信システムの歴史をまとめてみると以下のようになります。
1980年代、携帯電話が発売されました。1990年代にはメールが使えるようになって、2000年代にはインターネットに接続して待受壁紙や着信メロディがダウンロードできるようになりました。そして2010年代にはスマホサービスが普及し、今では無くてはならないものになっています。しかし、3Gの時代に4Gのスマホの世界を想像できた人はどのくらいいたでしょうか。スマホが普及する前はほとんどの人が普通の携帯電話で十分だと感じていたと思います。しかし当時、未来を想像できた人がFacebookやメルカリなどのサービスを考案し、スマホ時代に世界を変えてしまったのです。そして、これからは次の5G時代を想像できる人が世界を変える立役者となります。どの企業もそれが分かっているので5Gに関する議論が過熱しているのです。
5Gには大きく3点の特徴があります。
② 超低遅延
③ 多数同時接続
①高速大容量通信については4Kや8Kなど大容量コンテンツの短時間でアップロード・ダウンロードが可能で、高繊細な画像・動画利用が広がって高度な画像解析や特定も行えるようになります。②超低遅延についてはリアルタイムの通信が可能で、僅かなタイムラグが命取りになる自動運転や遠隔手術などにも応用することが可能となります。③多数同時接続については多数の端末と同時接続が可能で、モノとインターネットが繋がったIoT分野などにも応用し、家中や町中の機器監視や操作も行えるようになります。
個人的にはVRの発展に期待しています。高速大容量通信が360度の仮想世界を実現し、超低遅延がユーザーの視点移動や動作に対する反応の即時性を高め、多数同時接続が複数人とオンラインプレイすることを可能にするからです。5Gにより、VR内で友達と会って話しながらスポーツ観戦したり、VR内で世界の果てを旅してみたりすることが当たり前になる時代が来ると私は信じています。
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