ビッグデータとは大量、多種類、高頻度で発生・更新されるデータのことです。これら特徴は頭文字を取って3Vと言われています。
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Variety:多種類
Velocity:高頻度で発生・更新
増え続けるデータ量
米国のIT大手会社であるシスコシステムズは、世界のデータ流通量(年間IPトラフィック総量)は2022年に4.8 ZBとなり、インターネットが生まれた1984年から2016年末までのデータ流通累計量の4.7 ZBを上回ると予想しています。1 ZB(1ゼタバイト)は1兆GB(1兆ギガバイト)なので、とても膨大なデータだと分かります。昔、手紙を書いていたのがメールに代わり、CDを買っていたのが音楽サイトからのダウンロードに代わったので、データ量が増えるのは当然なのですが、今後更に5GやIoTの普及によりデータ量は格段に増え続けるとされています。5Gによりユーザーは大量通信が可能になるので、動画サイトやSNSにどんどんデータをアップロードし、IoTにより家中、町中の家電や機器がインターネットに繋がり情報を送り続けるのでデータ量は増え続けるのです。(5G、IoTの記事はそれぞれクリック)
増えたデータの取り扱い
このようにどんどん貯まるデータをどのように扱うかが今後のビジネスにおいて重要になるのは明らかです。そのためビッグデータという言葉が世界で流行りました。ビッグデータの使用例として分かり易いのはAmazonの商品レコメンド機能です。これは自分と他ユーザーの購入履歴、つまりビッグデータを分析して自分とよく似たユーザーを発見し、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」と表示して新たな販売に繋げます。(実際は行動ログなど、より様々なデータを分析して類似ユーザーを見つけています) その際、膨大なデータから人が分析、手計算して類似ユーザーを見つけるわけではなく、これら分析はAIが行います。また、少し未来を予想すると、お家の機器は全てIoTでインターネットに繋がるので、いつもより少しエアコンの暖房温度を高く設定すると、過去の使用データと照らし合わせてAIが計算し、自分が寒く感じていることがバレます。そして、そんな日にテレビを付けると温かいココアのCMが頻繁に流れるようになるのです。このように5GやIoTの普及により大量のビッグデータが収集され、AIが計算、そして新たなサービスに繋げるというのが今後の主要なビジネスモデルになると予想されます。(AIの記事はコチラ)
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