規模の経済性とは

規模の経済性の意味

製品を多く生産すればするほど、その製品一つ当たりのコストを安く抑えることができます。これを規模の経済性と言います。そもそもコストは人件費や土地代など、生産量がどれだけ増えても変わらない固定費と材料費や電気代など生産量に比例して増える変動費から成ります。
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コスト = 固定費 + 変動費

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例えば、あるパンの生産工場では一か月の固定費が1000万円だとします。パンを一か月に10万個生産した場合はパン一個あたりの固定費が100円(=1000万円÷10万個)、20万個生産した場合はパン一個あたりの固定費が50円(=1000万円÷20万個)、40万個生産した場合にはパン一個あたりの固定費が25円(=1000万円÷40万個)まで安くなります。

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このように製品を多く生産することで製品一つ当たりにかかる固定費が安くなり、製品一つ当たりのコストを安く抑えることができるのです。

経験効果と範囲の経済性との違い

規模の経済性と似ている言葉で「経験効果」と「範囲の経済性」があります。それぞれごちゃごちゃに理解しないよう簡単に記載しておきます。経験効果は生産量ではなく累積生産量に着目し、累積生産量が多くなればなるほど、その製品一つ当たりのコストが安くなることを指します。何回も同じものを作れば慣れてスピードが上がり、失敗品も少なくなることは容易にイメージできると思います。このように経験によるコストダウンを指します(詳細:経験効果)。範囲の経済性はある企業が複数の事業を運用する場合、別々の企業が独立してそれらの事業を運用するよりもコストが安くなることを指します。人材や設備、技術など、事業が違っても一部共有してコストが削減できるのです(詳細:範囲の経済性)。
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