KBFとは

KBFの意味

KBFはKey Buying Factorsの略で、直訳では購買決定要因という意味です。顧客が多数の製品の中から最終的にある製品を購入する際、決め手となる要因をKBFと言います。例えば、スーパーの野菜売り場で有機野菜を手にしている主婦のKBFは「安心・安全」で「安さ」ではありません。一方で、モヤシ売り場で最も安いモヤシを手に取る学生のKBFは「安さ」だと言えます。

KBFとKSFの違い

似た言葉でKSFという言葉があり、KBFとKSFの違いについてよく混乱する人がいるので、違いを簡単に記載しておきます。KSFはKey Success Factorsの略で、直訳では主要成功要因という意味です。価格の安さ、顧客対応の速さなど、ある業界で事業を成功させる要因をKSFと言います。業界での成功要因がKSFならば、どのようにKSFを満たすのか、そもそも業界のKSFは何なのかを特定することは自社を成功に導くために重要です。このKSFが何なのかを特定する際の一つの判断材料としてKBFがあるのです。業界のKSFを特定するためにはまず、業界の状況を知ること、つまり、外部環境分析を行う必要があります。そして、外部環境は下図のように企業が直接コントロールすることがでない‟マクロ環境”と市場(顧客)や競合など企業と直接的に影響し合う‟ミクロ環境”がありますが、KBFはミクロ環境の中の一つの要素、すなわち、外部環境の一つの要素なのです。
.

KSFを特定するための判断材料としてKBF.
まとめると、KBFとは顧客がある製品を購入する際、決め手となる要因で、このKBFや他の外部環境を分析して、業界内で事業を成功させる要因であるKSFを特定します。そして、企業は特定したKSFをどのように満たすかを考えて戦略を立てるのです(これらの流れ、KSFの詳細は“KSFとは”を参照)。

あとがき

KBFやKSFなど色々と言葉がややこしいのですが、MBAホルダーやコンサル会社の人は好んで使ってきます。戦略を考える上で何も考えず、自社の強みだけを考えて戦略を立てるよりも、KBFを考慮してKSFを抽出し、その上で戦略を立てる方が効率が良いので、KBFやKSFの考え方はマスターしましょう。
.
経営戦略の記事一覧はコチラ


スポンサードリンク


次の記事

PEST分析の意味 PEST分析とはマクロ環境分析をおこなうためのフレームワークで、Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の4つの頭文字を取ったものです。企業は常に周囲の様々な[…]

当サイトのランダム記事2つ

これまで、ポーターの3つの基本戦略など、市場での競争優位を構築するための基本的な戦略パターンを記載してきました。このポーターの3つの基本戦略以外にも、業界を「リーダー」 「チャレンジャー」 「フォロワー」 「ニッチャー」と区分して競争優位の構築を検討 […]

目次 1 3C分析の意味1.1 顧客(Customer)1.2 競合(Competitor)1.3 自社(Company)2 3C分析の事例(任天堂)3 あとがき 3C分析の意味 3C分析は1982年にマッキンゼーに勤務していた大前 研一が提唱したフ […]



スポンサードリンク

>経営学を詳しく学びたい人におすすめです

経営学を詳しく学びたい人におすすめです

ビジネススクールを運営する「グロービス」が提供する定額制動画学習サービスです。 私も重宝しておりますが、マーケティングや財務、テクノべートなどあらゆる動画が2,800本以上見放題なので、ビジネス書が不要になります。あと、めちゃくちゃ分かり易く、3分からの動画もあるので、スキマ時間にも利用できておすすめです。レビューも書いたので少しでも気になる方はコチラを読んでいただけたら嬉しいです。

CTR IMG