マズローの欲求6段階説とは

実は欲求段階には6番目が存在すると晩年のマズローは気づきました。これは作り話ではなく、フォーラムで実際にマズローが語ったそうです。マズローの欲求5段階に続く6段階目は「自己超越欲求」という段階です。具体的には自分だけでなく、他の人々も豊かにしたいという欲求です。聖マリア学院で校長を務め、上流階級の子女に教育を行っていたマザーテレサが校長を辞職し、貧困と疫病の酷かった土地で学校や孤児院を開設したのは彼女が自己超越欲求まで到達していたからだと考えられます。

1900年代後半の当時 、この6段階目に達している人々は人口の2%程度だと言われていました。しかし社会が豊かになるにつれ、6段階目に到達する人は増えてくることが容易に予想されます。マーケティング観点で考えると、これまで2%と考えていたセグメントが5%、10%と拡大することになるので、6段階目まで到達した人々を今後、ターゲットにする必要も出てきます。なので、いつか役立つことを信じて今回はマズローの欲求6段階説を記載しました。
.
関連記事:
マズローの欲求5段階説/動機付け理論/マレーの欲求リスト
.
リーダーシップ論の記事一覧はコチラ


スポンサードリンク


次の記事

目次 1 アルダファーのERG理論の意味2 マズローの欲求5段階説との比較2.1 欲求の順序は人によって異なる2.2 上位の欲求不満を下位の欲求で満たす3 あとがき アルダファーの[…]

当サイトのランダム記事2つ

目次 1 事業戦略の意味2 事業戦略を立てる手順3 ①外部環境分析を行い業界内のKSFを特定する3.1 5F(ファイブフォース)分析4 ②内部環境分析を行ってKSFとのギャップを明らかにする5 ③自社とKSFのギャップを埋める戦略を立案する6 あとが […]

マーケティングの考え方は時代と共に変化しており、マーケティング1.0の時代からマーケティング2.0、そして、これからはマーケティング3.0の時代がやって来ると言われています。 マーケティング1.0とは 「製品中心」のマーケティングで、製品をただ販売す […]



スポンサードリンク

リーダーシップ論の最新記事8件