実は欲求段階には6番目が存在すると晩年のマズローは気づきました。これは作り話ではなく、フォーラムで実際にマズローが語ったそうです。マズローの欲求5段階に続く6段階目は「自己超越欲求」という段階です。具体的には自分だけでなく、他の人々も豊かにしたいという欲求です。聖マリア学院で校長を務め、上流階級の子女に教育を行っていたマザーテレサが校長を辞職し、貧困と疫病の酷かった土地で学校や孤児院を開設したのは彼女が自己超越欲求まで到達していたからだと考えられます。
1900年代後半の当時 、この6段階目に達している人々は人口の2%程度だと言われていました。しかし社会が豊かになるにつれ、6段階目に到達する人は増えてくることが容易に予想されます。マーケティング観点で考えると、これまで2%と考えていたセグメントが5%、10%と拡大することになるので、6段階目まで到達した人々を今後、ターゲットにする必要も出てきます。なので、いつか役立つことを信じて今回はマズローの欲求6段階説を記載しました。
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