目標設定理論とは

目標設定理論の意味

目標設定理論とは1968年にアメリカの心理学者ロック(Locke)によって提唱された「どのようにして人間のモチベーションが高まるのか」を研究した動機づけ理論の一つです。ロックは労働者の目標設定と生産性の関係を研究し、人間は適切な目標が設定されたとき目標の達成に向けてモチベーションが高まることを発見しました。

適切な目標設定方法

目標設定理論はモチベーションとは目標を達成したいという願望であるとするシンプルな理論です。しかし、設定された目標の内容によってモチベーションに与える影響は変化します。モチベーションを高める効果的な目標を設定するには、具体性、難易度、受容度、フィードバックの四つの要素が重要であるとしています。

具体性

目標は定量的で測定可能である必要があります。いつまでに、どうやって達成するかまで計画が具体的であればあるほどモチベーションが高まります。例えば、「英語を喋れるようになる」などといった目標設定は少し抽象的です。「毎日短い文章を一つ暗記する」「週に一回は英語で話す機会を作る」など小さな目標に分解して具体的な計画に落とし込む必要があります。

難易度

簡単に達成できそうな目標では目標設定による効果はあまり期待出来ません。また、目標は高ければ高いほどモチベーションが上がりますが、達成が不可能であると感じる目標ではモチベーションは低下します。目標の難易度は実際に達成が可能かどうかよりも、個人がその目標に対してどう感じるかが大切です。例えば、小さな会社の社長が「自社を世界一の会社にする」と目標を設定した場合、他人がどう思ったとしても、社長自身が達成可能であると心から信じているならばモチベーションは高まります。

受容度

目標設定の効果は目標を受け入れたとき初めて効果が現れます。このことは上司が部下に目標を与える時などに問題になります。例えば、「1日100件営業の電話をかける」という目標を部下に与えたとします。目標は具体的で難易度も問題ないかもしれませんが、「なぜ100件なのか」「電話営業は効率が悪いのでは」など目標そのものに部下が疑問を持つと目標設定の動機づけは機能しません。受容度を上げるためにはなぜこの目標なのかを明確に説明する、もしくは部下自身を目標設定に参加させるなどの対策が必要です。

フィードバック

人間は困難な目標を達成したとき満足感を感じ、自信が高まり、新しい目標へのモチベーションも高くなります。そのため、目標の達成度を定期的に確認することが効果的です。達成が困難であると感じるとモチベーションが低下してしまうので、状況に応じて目標を下げるなど柔軟に対応することも大切です。

あとがき

これらを意識しながら目標設定するとモチベーションが高くなることを過去の偉人は明らかにしてくれているので、もし皆様が何かに行き詰っていたら再度、目標設定してみましょう。やる気がみなぎってくるはずですよ。
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