ポーターの3つの基本戦略とは

ポーターの3つの基本戦略の意味

1980年、ハーバード大学経営学教授のマイケル・ポーターは競合に打ち勝ち、競争優位を構築するには3つの基本的な戦略パターンがあるとしました。これがポーターの3つの基本戦略です。

ポーターの3つの基本戦略の説明

コストリーダーシップ戦略

広いセグメントをターゲットにすることで規模の経済性経験効果を追求し、低コストを実現して他社よりも低価格で製品やサービスを提供し、競争優位性をとる戦略です。(詳細コストリーダーシップ戦略)

差別化戦略

品質やブランド力など独自性を顧客に認めてもらい競争優位をとる戦略です。(詳細:差別化戦略)

集中戦略

特定セグメントに集中しながらリソースを有効に使ってそのセグメントで強み(コストや差別化)を活かして競争に勝つ戦略です。集中戦略には低コスト(低価格)で競争に勝つコスト集中戦略と差別化で競争に勝つ差別化集中戦略の2パターンがあります。(詳細:集中戦略)

ポーターの3つの基本戦略の実例

ハンバーガー業界を3つの基本戦略に当てはめると以下のようになります。

 

ハンバーガー業界をポーターの3つの基本戦略に当てはめた例
マクドナルドはコストリーダーシップをとっています。広いセグメントをターゲットにし、業界内シェア1位の生産量で規模の経済性や経験効果を効かせ、どこよりも安い価格でハンバーガーを販売しています。一方、モスバーガーは価格ではマクドナルドに勝てないので、差別化戦略をとっています。マクドナルドより少し高めの価格でハンバーガーを販売していますが、やや高品質なイメージの植え付けや、国産野菜しか使わないなど、安心・安全面でマクドナルドと差別化しています。また、ハワイ発祥のKUA`AINAバーガーは日本に数十店舗しかなく、規模は小さいですが、集中戦略をとって狭いセグメントでマクドナルドやモスバーガーと差別化してファンを得ています。KUA`AINAは小ぶりのクォーターバーガーを販売したり、お肉のサイズが選べたりと、女性客が喜ぶサービスを提供しています。更に、メニューにはパンケーキやスープなどもあり、店内はハワイアンな感じで20代女性が好むお店です。このように20代女性という狭いセグメントで明らかに他社と差別化して競争優位性を得ています。
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